漬物・茨城県産・国産漬物・梅干し、たくわん、奈良漬け、浅漬けの茨城県漬物工業協同組合
万葉時代の漬物類としては、加須津毛瓜(かすつけうり)、醤津毛瓜(ひしおつけうり)、加須津韓奈須比(かすずかなすび)、醤津名我(ひつなが)、水須々保理(みずすすほり)などの名がみられます。
醤(ひしお)は醤油の祖で、これで漬けたのが、醤漬です。
味噌漬、塩漬、酒漬、酢漬など漬物には瓜が多く使われています。
糠漬(ぬかづけ)は現在の奈良漬の始まりで瓜と小茄子を漬けました。須々保理は、くず米と塩を合わせ蕪(かぶ)や大根を漬けたものです。これらは、朝鮮半島から伝えられたもので現在のスイグキのような味がします。(スイグキ菜を塩漬けにし発酵させた漬物(京都特産))
鎌倉時代になると米が糠(ぬか)にかわり、その後、樽に100本の大根を入れて漬けるようになり、百本漬の名が生まれ、江戸時代になると、長期にわたって漬けるので、貯え漬けとなり、その後、沢庵漬となりました。茨城の浮島のたくあん大根は有名です。
茨城は『常陸国風土記』にみられるように、茨城県は土地が肥えていて野菜もたくさん収穫してきました。醤油や味噌の原料となる大豆も多くの収穫をあげてきました。
そして、蔬菜の胡瓜、牛蒡、大根、葱、白菜など、全国的にも有名です。白菜は水戸市上大野、下大野、柳河など那珂川流域の圷といわれる低地が栽培に適しており、漬物に最適です。それに古河市、坂東市も茨城白菜の産地として歴史をもっています。
牛蒡は水戸市(飯富、柳河、国田)、ひたちなか市(勝田)、那珂市(戸田)、常陸太田市(幸久)、常総市(三妻)が産地で、戦前はかなりの収穫をあげていました。
漬物はその土地でとれた野菜を使って、消費されることが、一番大切なことです。
現代になってハウス栽培が盛んになり、いつでも収穫され、漬物になり、いつでも食べられます。そのため、季節にあった漬け方も研究しています。本来は保存食ですが、一夜漬、即漬も食べられるようになりました。
梅は「水戸の梅干」として、ブランド商品です。徳川斉昭の『食菜録』を参考に改良を加え、水戸独特の味を作りました。その味は梅の落とし方で決まります。子供を育てるようにした梅は最高の味になります。
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